棋譜取りの技術(しさく段階)


基本

 ・「7・6・歩」の意味…「右から何マス目・上から何マス目・駒の種類」

  これを理解することが、棋譜取り名人への第一歩。

 ・動いた後の位置を記入する

  歩が77から76に動いたときは、「76歩」と記入する。

   注:新聞などでは「7六歩」と、「上から何マス目」が漢字になっているが、棋譜取りの際は両方数字で構わない。



早く取る技術

 ・数字(位置情報)を優先して書く

  位置さえ書いておけば、再現率が高まる。画数の多い漢字は後回しにしよう。

 ・略字を使う

  略字を使えるようになれば、棋譜を取る速さが飛躍的に向上する。可読性は落ちるが取れないよりずっとまし。(巻末に略字の例を掲載)



後手の側から取る技術

 ・棋譜取り用紙の「先手・後手」を、「手前側・向こう側」に読み替える(裏技)

  つまり、

   先 手  後 手
   ――――――――
   (空白)  34歩
   76歩  84歩
   66歩  62銀

  のように書くということである。この手法を使えば、 将棋盤をまたいで注意されることは無い。



そのた

 ・棋譜並べをする

  技術というか練習法。地味だが、棋力も上がって一挙両得。



最後に、極意を伝授しよう。それは、「わかればいい」である。キレイに書くことなど重要ではない。後で清書すればよいのだ。とにかく、将棋盤の上で正確に再現できること、それが棋譜取り人にとって一番の目的である。対局者の迷惑にならないことも大切だろう。字が汚い言い訳なんかじゃないんだからね!うわー


*おまけ・略字の例*

  歩 … ヽ(点)
  香 … 禾
  桂 … 土
  銀 … ヨ
  金 … へ
  角 … ク
  飛 … ヒ
  玉 … ○
  馬 … マ
  竜 … 立
  成 … ナ
  同 … −(横棒)
  右、上など… ←、↑(矢印)


参考:日本将棋連盟 棋譜の表記方法(http://www.shogi.or.jp/osirase/qa/kihuhyouki.html
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